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突発性難聴

突発性難聴は、突然、片方の耳の聞こえが悪くなる病気です。明らかな原因はわかっていませんが、音の振動を電気信号に変換して脳に伝える役割をしている有毛細胞が、何らかの原因で傷つき壊れてしまうことで起こります。睡眠不足や、過労、ストレスなどが引き金になりやすいと言われており、50歳代に多くみられますが、どの年代でも起こる可能性があります。治療は、副腎皮質ステロイド薬による内服や点滴による薬物治療が中心となり、その他に代謝改善薬、循環改善薬、ビタミンB12製剤などを併用することもあります。発症から1~2週以内に治療を開始することが重要で、適切な治療を行っても1/3の人は全く改善せず、少しでも改善がある人が1/3、完治する人が1/3とされています。発症してから1ヶ月位で症状が固定してしまうため、突然耳の聞こえが悪くなった場合は早期に受診するようにして下さい。糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある場合は、ステロイド薬による副作用で病気のコントロールが不良になることがあるため、入院治療を要する場合があります。

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