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急性低音障害型感音難聴

急性あるいは突発性に難聴、耳鳴、耳の閉塞感などの症状が起こる、低音域に限定された内耳性の難聴で、比較的若年の女性に多くみられます(男女比は1:2~3)。症状は突発性難聴と似ていますが、急性低音障害型感音難聴の約7割は治癒し、聴力は改善しやすいのですが再発が多く、一部は典型的なメニエール病に移行するなど突発性難聴とは異なる特徴があります。聴力検査では、低音部(125, 250, 500HZ)の聴力低下が認められ、軽症であれば睡眠をよく取り、ストレスを避けることで自然に治癒することもあります。病態は内耳のむくみである内リンパ水腫とされており、治療は、副腎皮質ステロイド薬や利尿薬、代謝改善薬、ビタミンンB12製剤などで治療します。内耳のむくみが原因と言われており、約30%程度は再発を繰り返します。めまいの反復や聴力の変動を伴うとメニエール病と呼ばれます。体調管理が重要で、時に漢方が処方されます。

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