• 富士見ヶ丘駅徒歩2分
加齢性難聴

加齢性難聴は、末梢の感覚器や聴覚中枢の機能低下、認知機能全般の低下が関係します。一般的に、高音部から難聴が進行していきますが、65歳以上で急激に増加します。高音部の聴力が低下すると、カ行、サ行、タ行、ハ行の聞き間違いが増え、言葉としての聞き間違いが多くなったり、テレビの音量が大きくなったりします。音が大き過ぎても逆に聞き取れないというのも特徴の一つであり、これは内耳機能の低下だけではなく、中枢の聴覚伝導路全ての神経細胞の減少によるものと考えられています。早口や雑音下での会話が聞き取れない、音がどこからしているのか特定しにくいといった症状もでます。難聴の程度や生活環境にもよりますが、補聴器を装用することにより、認知機能、社会性、感情、うつ傾向、コミュニケーションに有益であったという報告があります。補聴器に順応するまでは時間がかかるため、数か月かけて目標値まで持って行くという方法が推奨されています。

menu